ヨーガシッダ研究プロジェクト


このプロジェクトは1961年頃、クリヤーババジ・ナーガラージが、ヨーギーS.A.A.ラマイアに、18タミルヨーガ・シッダの椰子の葉の写本を集め、保存し、書き写し、出版するという厳粛な任務を与えた時に始まった。1960年代、ヨーギー・ラマイアはタミル・ナードゥ州全土を歩き回り、白蟻による破壊を防ぐためにそれらを集め、慎重に保存した。1968年、彼はこれらの小アンソロジー「18ヨーガシッダの歌」をタミル語で出版した。1979年から1982年にかけては、ババジの師であるシッダ・ボーガナタールの著作集を、原語のタミル語で3巻、1,800ページ近くにわたって出版した。1999年、18年来の教え子であり、ババジのクリヤヨーガ教師団長であり、本プロジェクトのスポンサーでもあるM.ゴヴィンダン・サッチダナンダが、4つの部分からなる研究計画を立てた。

研究1
タミル・ナードゥ州の図書館と個人所蔵のヨーガ関連写本の目録作成と磁気フォーマットによる保存。チェンナイの政府東洋写本図書館(GOML)、チェンナイのアディヤール図書館、ティルヴァナタプラムのケララ大学写本図書館から、ヨーガに関連する(医学に関するものではない)すべてのシッダ写本を電子メディアであるCD-ROMにコピーすることに成功した。GOMLからこれまでに複写された作品の数は357点で、フォリオの数は11,212枚、節の数は約45,000である。アディヤール図書館の場合、1366のフォリオを含む85のシッダ・ヨーガの写本と約7,000の節のコピーを入手した。ケララ大学では、5冊のシッダ・ヨーガの写本のコピーを入手し、幸運にもジュニャーナ・ボーダガムと呼ばれるシッダの歴史に関する破損した写本があった。GOMLにおける著作の収集は、2000年にKR.アルムガム博士が研究員としてCD-ROMに写本をコピーした。写本はその後、手稿学と碑銘研究の学位を持つシュリー・ウティラダムにより現代タミル語に転写され、その正確さは著名な学者で写本学の博士号をもつシュリーP.スブラマニアムに精査された。これらのガイドブックはT.N.プラナハラン博士によって完成されつつある。2011年秋には、これらの転写された写本はすべて2枚のDVDに収められ、ババジのクリヤヨーガ教師団から出版されるガイドブックの裏表紙の封筒に挿入される予定である。

研究2
タミル・ヨーガ・シッダに関連する厳選された写本の英語への翻訳と解説と出版。この研究の結果、『シッダ・アッヴァイのヨーガ』が出版された。研究1で書写・転写された写本の中から「珠玉の写本」を特定・選択している中、この研究からはさらに多くのことが期待されている。

研究3
18のシッダの著作選集の翻訳と解説。2000年に始まり、数名の学者とヨーギーの協力のもと、『18シッダのヨーガ:アンソロジー』の出版をもって完結した。

研究 4
シッダ・ボーガナタールのヨーガに関する詩の翻訳と解説。2003年7月に『シッダ・ボーガナタールのヨーガ』第1巻を、2005年に第2巻を出版した。この本は、上記で引用したヨーギー・ラマイアの膨大な著作 『ボーガル・カンダ・ヨーガ』に全面的に基づいている。今後、ボーガナタールの7,000節の詩や、このシッダの他の著作を続巻として出版したいと考えている。

上記で引用した事業の目的と歴史についての詳細は、2005年1月9日の出版記念行事でのM.ゴビンダン・サッチダナンダによる歓迎の挨拶と、このウェブサイトの「クリヤ・ヨーガの記事」セクションの「ヨーギーS.A.A.ラマイの伝記」をご覧ください。

2010年1月17日に行われたティルマンディラムの出版記念式典での M.ゴビンダン・サッチダナンダによる出版社挨拶、タミル語版の『ヴォイスオブババジ』、『クリヤヨーガ:道を照らす光』、そしてこの重要なイベントのフォトギャラリーをご覧ください。

フォトギャラリーを見るには下の画像をクリックしてください。

Tirumandiram Book Release Function - 01-17-2011


現在までの結果

上記の4つの研究は、いずれも2000年から2006年の間に完了した。その結果、以下の著作が出版された。

  1. 『シッダ・ボーガナターのヨーガ』第1巻 T.N.ガナパシー博士著
  2. 『シッダ・ボガンタールのヨーガ』 第2巻 T.N.ガナパシー博士著
  3. 『18シッダのヨーガ』  T.N.ガナパシー博士、プレマ・ナンダクマール博士、S.P.サバラトナム博士、T.B.シッダリンガイア博士、K.R.アルムガム博士、P.S.ソマッスンダラム博士著。
  4. シッダ・アッヴァイのヨーガ』 S.N.カンダスワミ博士著
  5. 『ティルムーラルのヨーガ ティルマンディラムに関するエッセイ』 T.N.ガナパシー博士、K.R.アルムガム博士著
  6. 『ティルマンディラム』全10巻の解説付き翻訳 T.N.ガナパシー博士、T.V.ヴェンカタラマン博士(元タミル・ナードゥ州政府長官)、T.N.ラーマチャンドラン博士、T.B.シッダリンガイア博士、P.S.ソマッスンダラム博士、S.N.カンダスワミ博士、KR.アルムガム博士

上記の著作の補助編集者は、M. G.サッチダナンダとドゥルガ・オーランド。

諮問委員会の委員長は、R.バラスブラマニアン教授である。ニューデリーのインド哲学研究評議会の前理事長、マドラス大学ラダクリシュナン哲学高等研究所の前所長、ポンディシェリーの中央大学スリ・オーロビンド哲学学校の名誉教授であり、ヴェーダーンタの分野における傑出した学者である。


貢献者

T.N.ガナパティ博士 ヨーガ・シッダ・リサーチ・センター所長、現在、アンドラ・プラデシュ州プラサンチ・ニラヤムのサティヤ・サイ高等学院(みなし大学)の客員教授。国内外のセミナーや会議に多数参加。著書は以下の通り。『 インド哲学における有神論と絶対主義の視点』(1978年)、『マハーヴァキーヤ』(1982年)、『バートランド・ラッセルの感覚データの哲学』(1984年)、『タミル・シッダの哲学』(1993年)、『シッダ・ボーガナタールのヨーガ』(2003年)など。

T.B.SIDDHALINGAIAH博士 元サイヴァ・シッダーンタ教授、M.K.大学通信教育研究所所長、シャイヴィズム、タミル語、文学の専門家。主な著書に以下のものがある。『シャイヴァ・シッダーンタの起源と発展』(1979年)、『Samudaya Beedhi』(1986年)、『Meyyunarvu Malargal』(1993年)。1988-93年、英国シャイヴァ・シッダーンタ・センター(ロンドン)の国際学者諮問委員会メンバー、サヒティヤ・アカデミー(ニューデリー)の一般評議会およびタミル語諮問委員会メンバー。

プレマ・ナンダクマール博士 アンドラ大学で第一級の学問的キャリアを持つ。スブラマニア・バーラティの詩や古典『マニメカライ』などの翻訳で高い評価を得ている。シュリ・オーロビンド、シュリ・オーロビンド・アシュラムのマザー、スブラマニア・バーラティの伝記を出版。評論に『シュリー・オーロビンドのサヴィトリに関する一研究』、『T.V. Kapali Sastri』、『ヒンドゥー教を求めて』、『Kulo-thungan』などがある。

P.S.ソマッスンダラム博士 チェンナイのD.G.ヴァイシュナヴァ大学とC.T.M.芸術科学大学の元学長であり、これらの大学のタミル語学科の教授および学科長も務めた。英語による著書『ティルジュニャーナサンバンダール 哲学と宗教』は、タンジャヴールのタミル大学から特賞を授与された。その他の著書に『タミル文学史』などがある。

S.P.サバラトナム博士 マドラス大学シャイヴァ・シッダーンタ学部の元講師。タミル語とサンスクリット語の学者であり、ヴェーダ、アーガマ、ヴァストゥ、シルパ・シャーストラの専門知識を持ち、シャイヴァ・アーチャリア・ラトナとヴェーダ・アーガマ・ヴァストゥ・シルパ・ヴァアチャスパティの称号を授与されている。

KR. アルムガム博士 チェンナイのヨーガ・シッダ・リサーチ・センター研究員、哲学とタミル文学の大学院および博士号取得。ニューデリーにあるインド哲学研究評議会の一般研究員であり、「タミル・シッダの社会的関心」を研究テーマとしている。チェンナイのプーナマレーにある聖心神学校で客員教員を務める。『ババジと18人のシッダ クリヤ・ヨーガの伝統』を英語からタミル語に翻訳した。

T.V.ヴェンカタラマン博士 元タミル・ナードゥ州政府長官、ティルマンディラムの研究者。ダルマプラム・アーディーナムよりティルマンディラマイの称号を、ティルヴァヴァドゥサライ・アーディーナムよりティルマンディラセンマの称号を授与されている。

T.N.ラーマチャンドラン博士 弁護士であり、タミル語と英文学の偉大な学者であり、世界中の学者から信頼されている存在である。セッキザー・アド・ポディの名で親しまれている。彼の翻訳したティルヴァサーガムは、英語翻訳の傑作として高く評価されている。14のメイカンダ・シャーストラのうち11を英訳し、12のティルマライのうち4つを英訳している。ダルマプラム・アーディーナムよりシャイヴァ・シッダーンタ・カラニディーの称号を授与され、ダルマプラムにあるシャイヴァ・シッダーンタ国際研究所の所長を務めている。

S.N.カンダスワミ博士 アンナマライ大学で博士号を取得後、同大学およびマラヤ大学の様々な学部で勤務。タンジャヴールのタミル大学教授兼文学部長を務めた。『シッダ・アヴァイのヨーガ』をはじめ、50冊以上の著書が出版されている。 シッダーンタ・カラニディ、タミシャカラール、シッダーンタ・チェンマニの称号が、タミル・ナードゥ州ダルマプラム、クンラクディ、ティルヴァヴァドゥサライのシャイヴァ僧院の長からそれぞれ授与された。

マーシャル・ゴビンダン・サッチダナンダ ババジのクリヤ・ヨーガ・アチャリヤ教団の会長であり、有名なヒマラヤのマスターでありクリヤーヨーガの創始者であるババジ・ナーガラージと、ババジの弟子であるヨーギーS.A.A.ラマイヤ(1923-2006)の弟子である。M.G.サッチダナンダは1969年以来、ババジのクリヤーヨーガを集中的に実践してきた。インドで5年間、ヨーギーS.A.A.ラマイアのもとでクリヤーヨーガを学び、実践し、18年間献身的に世界各地に23のヨーガ・センターを設立した。この間、彼は1日平均8時間クリヤーヨーガを実践し、その結果、真我実現に到達した。

インド滞在中は、タミル語とタミル・ヨーガ・シッダの著作を研究。1980年、シッダ・ボーガナタールの著作全集のタミル語版出版に協力。1988年、クリヤーヨーガの創始者であるババジ・ナーガラージにクリヤーヨーガを教え始めるように言われる。1991年、ベストセラーとなった『ババジと18のシッダ クリヤーヨーガの伝統』を執筆。1992年、ケベック州サン・エティエンヌ・ド・ボルトンの美しい80エーカーの山頂にババジのクリヤーヨーガ・アシュラムを設立。年間を通してクラス、セミナー、リトリートを開催している。1993年、『ティルマンディラム ヨーガとタントラの古典』を初めて国際的に英訳し、編集・出版。

1995年、25年間勤めたエコノミスト、後にシステム監査人を退職し、ヨーガの分野での指導と出版に専念する。1992年以来、彼は世界中を広く旅し、20カ国以上にある多くのクリヤーヨーガ・スタディー・グループ、カナダとインドのバンガロールにあるアシュラム、そしてクリヤ・ヨーガの指導者たちからなる信徒団体、ババジのクリヤーヨーガ教師団(米国、カナダ、インド、スリランカで法人化された非営利の教育慈善団体)を指導している。25名のアーチャリア(専門家の教師)が12カ国に居住している。1989年以来、一連の集中セッションとリトリートで、14,000人以上の人々にババジのクリヤーヨーガを個人的に伝授してきた。

1999年10月、ヒマラヤのバドリナートにあるババジ・ナーガラージのアシュラムの近くで、ババジのダルシャンを受ける。2003年、イタリア・アルプスのヴァル・ダ・アオスタで再びダルシャンを受け、サッチダナンダの名を授かる。

2000年から2001年にかけて、『パタンジャリとシッダのクリヤーヨーガ・スートラ』の執筆を完了し、ヨーロッパの数カ国語で出版。2000年からは、ゲオルク・フォイエルシュタイン博士と共同で、18シッダのヨーガに関する文献の保存、転写、翻訳、出版に取り組む大規模な研究プロジェクトを進めている。2006年には『イエスとヨーガシッダの叡智』を完成させ、現在5カ国語で出版されている。

1970年にジョージタウン大学外交学院を卒業し、1976年にワシントンD.C.のジョージ・ワシントン大学で修士号を取得。

ドゥルガ・オーランド 1967年よりヨーガを学び、1984年よりヨーガを教える。ハタヨーガ、クンダリニーヨーガ、クリヤーヨーガを教え、ヨーガセラピストとしても活動している。著書に『ババジのクリヤーヨーガ:練習を深める』、『ババジのクリヤーヨーガの恩寵』、『ヨーガの道具箱』などがある。また、ヨーガ・シッダ・リサーチ・プロジェクトが制作したすべての出版物の補助編集者でもある。2003年1月、インドのバンガロールにて、ババジのクリヤーヨーガ教師団に加わる。マーシャル・ゴビンダン・サッチダナンダと結婚。


計画を成し遂げるために、心ある方々からの寄付を募っています。このプロジェクトはすべて寄付でまかなわれています。

寄付は、小切手、為替手形、郵便為替をBabaji's Kriya Yoga Order of Acharyas宛で196 Mountain Road, P.O. Box 90, Eastman, Quebec, Canada J0E 1P0まで郵送していただくか、ビザ、マスターカード使用のオーサライゼイション(クレジッドカードでの送金を認める金融機関発行の同意書)をファックス(+1-450-297-3957)、またはメールbabaji していただいても結構です。

また、英語版ホームページhttps://www.babaji.ca/english/kriya-yoga-contribution.htm上からは、直接ビザカード、マスターカードで寄付を行うことができます。



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