ヴォイス・オブ・ババジ


クリヤー・ヨーガ

あなたは死なないだろうし、当然死なないし、死ぬこともできません。

この真実が受け入れられれば、一般人が権力や物質的快楽を求めることはなくなり、みながババジを、つまり霊的な永遠の喜びを求めるようになるでしょう。あなたとは真我、つまり永遠なる魂のことです。

「賢人は死んだ人について嘆くことも生きている人について嘆くこともない。私もあなたも、そして集められた王たちも今まで生きてきたし、これからもずっと生き続ける。個我、つまりこの肉体の住人は幼少期、青年期、老年期をへ、死という扉を通って何事もなかったように他の肉体へと入る。だから、賢人は死という現象に惑わされはしない」

「アルジュナよ、暑さ、寒さ、喜び、苦痛に耐えよ。これらは五感によってもたらされる一時的なものである。このように平静に生きれば不死に至る」

「真理が存在しないならば、真理は生み出されはしないし、真理が存在するならば、真理は決してなくならない、ということを賢人は知っている。真理は普遍であり、宇宙に遍在している」

「肉体は死ぬが、肉体を所有する真理は永遠不滅。これがアートマン(真我)。真我には始まりも終わりもなく不変である。殺したり殺されたりすることがあり得えようか。真我を殺すことができるなどと考えてはならない。真我は使い古した衣服のように肉体を脱ぎ、新たなものを身につける。真我を武器で傷つけることも、火で焼くことも、風で乾かすことも、水で濡らすこともできない。真我は存在の中の存在、不変、永遠であり、五感やマインドを超越しており、部分的に修正されるということもない」

「生まれるものにはすべて死が存在する。死ぬものには再生がある。だから嘆き悲しむな」

「ある者はそれの神秘を知り、ある者はそれについて話し、ある者はそれについて聞く。それについて聞いても、全く理解しない者もいる」(バガヴァッド・ギーター第2章第12節から37節)

このようにクリシュナは、クルクシェトラの戦場でアルジュナに不滅のアートマン(真我)について語って聞かせました。人の内に存在する、神の輝きであるこの真我を悟ることができ、これが人の基盤になれば、悲しみのすべてが消え去り、平安(シャンティ)だけが残ります。個我が神我(普遍霊)に触れると聖霊になります。人がこの状態になると、意志の力でどこにでも存在することができるようになり、死を恐れなくなります。これは作り話ではありません。例えば、イエス・キリストは父なる神、ブラフマンから生まれ、磔の後、そこへ戻りました。聖霊が弟子たちの前だけではなく、ドイツの精痕女テレーズ・ノイマンやインドのラム・ダスのような聖者の前にも現れました。同様の状態に達した存在がババジであり、ババジはラージャ・ヨーガの別名であるクリヤーの復興者です。

ヨーガは、神を悟らせ、個我と神我との合一をもたらす古の科学です。アーリア人以前にインドに暮らしていたドラビダ人もヨーガを実践していたようです。ヨーギの王であるシヴァを象徴するリンガをドラビダ人が崇拝していたことを示す証拠があります。アーリア人がインドに侵攻し、征服しましたが、結局は征服され、徐々に同化されていきました。アーリア人がドラビダ人からヨーガを学び、ヨーガに独自の貢献をしたことに間違いはないでしょう。ヴィヴァスヴァットにヨーガが教えられ、ヴィヴァスヴァットはマヌ(ヒンドゥのモーセ)にそれを伝えた、とヒンドゥ教の聖典(バガヴァッド・ギーター第4章第1から2節)に書かれています。マヌはイクシュヴァーク(太陽の王家)にそれを教え、王族の賢人たちに代々受け継がれていきました。

シュリ・オーロビンドが述べたように、永遠に世界を支配できる国家は存在しません。ローマ帝国然り、どの時代にも注目を浴びる国家があったことを歴史は物語っています。インドにもその時がありました。その時代はその国のサティヤ・ユガ、つまり黄金時代とも呼ばれ、国の特徴が表れます。ジャナカ王のような徳の高い王が国を治めていた時には、表立っては行われていなかったかもしれませんが広くヨーガが行われていたに違いありません。しかし、1日に必ず夜があるようにインドにもすぐに物質主義的な暗黒の時代がやってきました。この時代にヨーガが誤用されることを最小限に抑えるため、指導者たちがヨーガを封印しました。しばらくの間失われ、覚者によって復興しなければならなくなりました。

ドゥワパラ・ユガにクリシュナがアルジュナにヨーガの秘教を教えました(バガヴァッド・ギーター第2章第27節から29節)。その後、パタンジャリが登場し、『ヨーガ・スートラ』によってヨーガを体系づけ、これがインド六派哲学の一つとなっています。エリヤ、イエス、カビールのような預言者はパタンジャリのラージャ・ヨーガ(パタンジャリ自身はクリヤー・ヨーガという言葉を用いています)に似た技法を用いています。インドが本領を発揮すると、徐々に復興され、ラーマクリシュナ・パラマハンサやシュリ・オーロビンド、マハトマ・ガンディ、ババジのような人物が前面に登場するようになりました。この国家的な目覚めにおいて、ババジは失われたヨーガの技法を再発見させ、明らかにしてくれます。ババジはこの失われた技法を簡単にクリヤーと名づけました。これは、インドが持つ文化遺産の最高の物です。


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