Babaji's Kriya Yoga
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第5節.vrttayah pancatayah klista-aklistah

      vrttayah = 意識内に生じる揺らぎ

      panca-taya = 5つの

      klistah = 苦しみをもたらす

      aklisha = 苦しみをもたらさない


(意識の)揺らぎには5種類あり、苦しみをもたらすものとそうではないものとがある。

 我々には注目しているものに入り込んでしまう癖がついているので、初めは真我に常に留まれるわけではありません。

 識別(ヴィヴェーカ)を常に行うことが重要です。これが瞑想(ディヤーナ)の基盤となります。ディヤーナはある対象に常に意識を向け続けること、そして認識作用の没入(サマーディ)です。

 パタンジャリは意識の揺らぎ(チッタ・ヴリッティ)を苦しみをもたらすものと苦しみをもたらさないもの、つまり痛みを伴うものと喜ばしいものとに分類しました。苦しみをもたらすものは、エゴ(自負心)、誤った自己認識、気づきの欠如、利己主義、苦しみをもたらさないものは、無私、純粋な愛、拡大した意識、内在化、真我実現(真我認識)です。5種類の意識の揺らぎはすべて苦しみをもたらすもの、あるいは苦しみをもたらさないもののどちらかになります。例えば、眠りは、自分を夢や肉体と同一視すれば、苦しみをもたらすものになります。ヨーガ・ニドラを行っているような時には、眠りは苦しみをもたらさないものになります。ヨーガ・ニドラでは、肉体が休んでいる時でさえ、気づきが持続します(この技法は2段階目のイニシエーションで伝授されます)。

 利己的で苦しみをもたらす意識の揺らぎ(チッタ・ヴリッティ)を識別しないと、我々は思考や感情に悩まされます。逆も ( しか ) りであり、無私の奉仕(カルマ・ヨーガ)によって、我々は利己主義を克服し、苦しみを超えやすくなるのです。

 苦しみをもたらす思考には、欲望もあります。欲望は、満たされないと欲求不満になり、満たされた時でも失うことに対する恐れやさらなる欲望をもたらします。自分が手にしたものに納得していない時には(それが何であっても)、欲望に溢れ自分の思考で作り上げた対象物や状況を追い求めるという悪循環に陥ることがあります。幸せという感覚、つまり内面の状態が、外の物や状況と誤って結びつけられるのです。我々は、何かを失うことを恐れたり、また、何かが生じる、あるい生じないことで苦しむのではないかと恐れるのです。我々は、ある欲望が満たされればずっと幸せでいられるとよく思い込みます。他方、「夕焼けを思う」というような苦しみをもたらさない思考によって、安らぎの感覚に浸ることもできるのです。

修練:日常生活を送っている時に、自分の思考に注意するのです。思考がどのようにして執着や反感を保持するのかについて注意するのです。苦しみを生み出す思考をすべて書き出します。そしてそれらを眺め、「マインドよ、君には安らいで幸せな状態でいてほしい。だから安らぎを乱す思考を自ら手放そう」と自らに話しかけるのです。
真の自分というのは、自分が考えることではない(取り組むべき過程は悟ることではなく、悟ったままでいること)、ということを忘れないことです。

 

第6節.pramana-viparyaya-vikalpa-nidra-smartayah

      pramanam = 知識を得る手段

      viparyaya = 誤解

      vikalpa = 概念化、想像

      nidra = 睡眠、まどろみ

      smrti = 記憶、想起

 
この5種類は、真の知識を獲得するための手段、誤解、思考化、睡眠、記憶である。

 パタンジャリはここで5種類のヴリッティ(意識の揺らぎ)を挙げ、続く節でそれをひとつひとつ説明していきます。我々がそれらと一体になってしまわないようにひとつひとつを明確に区別しています。



 




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